とでんMission
Toden Mission
#26
はじめての
陶芸教室
旅した国のイメージと、そこで食べた“おいしいもの”を
テーマに制作活動をしている陶芸作家の手塚美弥さん。
電動ロクロの使い方を教えてもらい、陶芸に挑戦しました。
学生時代に訪れたモロッコで旅に目覚め、異国の食と陶器を求めてこれまで世界50ヶ国近くを旅したという手塚さん。制作に励みながら開いている「陶芸教室ポティエ potier」は、手塚さんの作品や旅のエピソードを通じて、異国の文化に触れられるのも魅力です。陶芸は中学校の授業以来という朝木さんも旅が大好きで、旅先で手作り教室などに参加して自分の知らなかった世界を体験するのも楽しみのひとつなんだそう。
初心者でも気軽に参加できる「1日陶芸教室」は、手びねりの一種の「ひもづくり」という技法で制作しますが、希望に応じて電動ロクロも体験できます。陶芸の世界では「ロクロ10年」といわれ、すぐに習得できるものではありませんが、成形のポイントや力加減など、手塚さんの説明を聞きながら自分なりの感覚をつかんでいくのも醍醐味。何度かの失敗はご愛敬です。今回初めて電動ロクロにチャレンジした朝木さんも失敗の度にコツをつかみ、大きなマグカップの成形に成功。毎朝飲んでいるミルクティー用なのだとか。
朝木さんのように、使うシチュエーションをイメージしながら作ると一層楽しそうですね。
講師の手塚美弥さん。
彫った模様の部分に違う色の土を埋め込む「象嵌」と呼ばれる技法をベースに作品づくりを行っている。
土の硬さを均一にする「荒練り」と、中の空気を抜くための「菊練り」を特別に体験させてもらいました。
土をロクロの中心に据える「芯出し」をする。器1個分の土の量を決めてくびれを作る「玉取り」をしたら、真ん中に左手の親指を入れて厚みを均一にしていきます。
縁を切りそろえ、なめし皮で切口をきれいにしたら(写真左)、「しっぴき」という道具で器の底を切り離します(写真右)。
大きめのマグカップが完成。失敗作も「花器や片口として使えそう」と手塚さんが焼いてくださることに。
※通常の体験教室で使う土の量は、約500g(小さめのお茶碗1個分)になります。
今回は特別に取っ手作りも体験。均一に伸ばした土をひも状にカットして成形します。
釉薬は24種類から選べます。見本を見ながら悩む朝木さん「どれも素敵で決められない〜!」。
朝木さんが悩み抜いて選んだ釉薬の色合いが素敵な仕上がりに。作品は手塚さんがし約1ヶ月後に完成。教室に取りに行くか着払いで送ってもらえます。
朝木ちひろ’s eye
旅行が趣味の先生の工房には世界中の雑貨が。これはボリビアのエケコ人形。なんとも言えないひょうきんな表情が工房を明るくしてくれるのだそう。
朝木ちひろ Chihiro Asaki
1990年生まれ。女優・モデル。趣味のスキーは、20年にもなる。
小人数制で自由に楽しく学べる
陶芸教室ポティエ potier
手塚美弥さん主宰の陶芸教室。天然の原料を使って釉薬を調合していて、個性的で自由な作品づくりが楽しめる。異国の風や香りを感じるような手塚さんの作品は全国で開催される展示会で出会える。
- 住所
- 豊島区東池袋5-39-14 加藤マンション1F
- 電話番号
- 03-3989-6750
- 営業時間
- 11:00~21:00(土・日曜~17:30)
- 休み
- 月・火・金曜、※開講日はHPで要確認
- 料金
- 1日体験3,500円(電動ロクロは1,500円追加)
- アクセス
- 向原停留場より徒歩約1分
モデル/尾花みさと、古桜ミキ(共にABPinc.)
※価格はすべて税込み表記です。年末年始の休業については各施設にご確認ください。
※このページの情報は2021年09月01日時点の情報になります。営業時間等、最新情報は各店舗にご確認ください。