とでんMission

Toden Mission
#24
渋沢栄一
ゆかりの地を訪ねる
スイーツ男子で気配り上手。人の話をよく聞き、
誰からも愛されたという渋沢栄一。
その生涯や人柄に深く触れられるスポットを訪ねました。

東京さくらトラム(都電荒川線)沿線の北区・飛鳥山公園の一角は、渋沢栄一が後半生の拠点とした場所。1875(明治8)年、王子で抄紙会社の工場を創業させた栄一は37歳で飛鳥山に別荘を建て、後に本邸として亡くなるまで過ごしました。公園内には栄一が実際に使っていた書庫や洋風茶室が残り、2020年にリニューアルオープンした渋沢史料館や、東京23区初の大河ドラマ館など話題のスポットが満載です。王子駅前停留場近くの公園入口にある乗降場から、飛鳥山モノレールで山頂に降り立った朝木ちひろさん。都会の真ん中に広がる豊かな自然に、「いきなり遠くに来たみたい」と感動。大河ドラマ館で「なりきり一万円札」などのユニークな体験をしたあとは、栄一の活動を紹介する渋沢史料館へ。井上潤館長に特別に館内を案内してもらい、甘いものが好きな栄一が、毎朝オートミールに砂糖とミルクを加えて食べていたことや、怒ることを忘れてしまったのではないかといわれるほど温厚だったなど、その人柄が身近に感じられる興味深いエピソードも教えていただきました。飛鳥山公園を歩きながら、渋沢栄一の世界を感じてみませんか。
青淵文庫

1925(大正14)年竣工。栄一の傘寿(80歳)と子爵昇格の祝いを兼ねて贈られた書庫。栄一が書いた書などが見られる。
晩香廬

1917(大正6)年竣工。栄一の喜寿(77歳)を祝い寄贈された洋風茶室。渋沢邸を訪れた賓客をもてなすために使用された。
飛鳥山モノレール


王子駅前停留場近くの公園入口から山頂までの延長48mを約2分で結ぶ。大河ドラマ館開館期間限定で、北区滝野川出身の女優・倍賞千恵子さんによるスペシャル車内アナウンスを放送中。
営業時間 | 10:00〜16:00 |
休み | 第1木曜10:00〜12:00 ※保守点検のため |
料金 | 無料 |
渋沢×北区 青天をけ 大河ドラマ館


お札の肖像画風になった自分の写真が撮影できる「なりきり1万円札」をはじめ、高さ8mの大型スクリーンにドラマの世界観を表現した映像作品など見所がいっぱい。
電話番号 | 03-6903-3901 |
営業時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
休み | 月曜(祝日の場合、翌平日休) |
料金 | 大人800円、小学・中学・高校生400円 |
渋沢史料館


栄一直筆の資料や名言などに触れられる史料館。「リフレッシュコーナー」では、渋沢邸の変遷とともに飛鳥山の景色がパノラマで楽しめる。
飛鳥山テラス
“オートミールプロジェクト”やってます!

中:「有機オートミール」(507円) 右:店主 早瀬可依子さん
北区内の18店が参加し、5月15日〜7月31日まで栄一が好きだったというオートミールの商品やメニューを提供。飛鳥山テラスでは有機オートミール販売とレシピを紹介。
住所 | 北区滝野川1-60-6 1F |
電話番号 | 03-6903-4395 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
休み | 日・月曜 |
北区の自販機
おみやげが買える!

左:「瓦せんべい」(440円) 中:「マグカップセット」(4,900円)
複合施設「王子駅前サンスクエア」入口に設置された自販機。渋沢関連グッズや区の名品など約20種類をラインナップ。

朝木ちひろ’s eye
大河ドラマ館で発見したイラスト。
「かわいらしい絵柄で、
クスッと笑ってしまいました」。

朝木ちひろ Chihiro Asaki
1990年生まれ。女優・モデル。
趣味のスキーは、20年にもなる。
栄一が過ごした場所と時代を体感
渋沢史料館/青淵文庫/晩香廬
旧渋沢邸跡に建つ渋沢史料館では、生涯を年齢ごとにたどる展示ユニットや肉声などで人間・渋沢栄一が体感できる。青淵文庫は渋沢家の家紋にちなんでデザインされたステンドグラスや装飾タイルが見事。晩香廬では、栄一が内外の賓客を招いた談話室などを見ることができる。
- 住所
- 北区西ヶ原2-16-1
- 電話番号
- 03-3910-0005
- 営業時間
- 10:00~12:00、13:30~15:30(完全予約制、入れ替え制)
- 休み
- 月・水・金・日曜
- 料金
- 大人300円、小・中学・高校生100円
- アクセス
- 飛鳥山停留場より徒歩約5分
モデル/尾花みさと、古桜ミキ(共にABPinc.)
※価格はすべて税込み表記です。年末年始の休業については各施設にご確認ください。
※このページの情報は2021年05月01日時点の情報になります。営業時間等、最新情報は各店舗にご確認ください。