とでんMission
Toden Mission
#13
魅惑のステンドグラス
制作体験
光を通すことで陰影のある幻想的な世界が
映し出されるステンドグラス。
美しい光と色彩のアートに挑戦しました。
豊島区目白にアトリエ「時屋ステンドグラス」を構える榎本茂昭さんは、日本で数少ないステンドグラスの修復師。19歳でヨーロッパを旅し、繊細で美しいステンドグラスに魅せられこの世界へ。全国を飛び回り修復から注文制作、施工までを手掛け、アンティークステンドグラス窓の販売を行うほか、作家としても活動しています。
今回は榎本さんのアトリエで、「1日体験教室」に参加。「ミニランプ」と「壁掛け鏡」を制作しました。ガラスを割らないように繊細な作業が続きますが、意外に簡単。いちばん時間がかかったのは、最初のガラス選びでした。教室は予約制で、1〜3人までの少人数制。榎本さんの教室で学び、趣味や作家の世界へデビューする人もいるそうです。
スタート!
ガラスを選びます。色や模様など、種類が豊富で選ぶのが大変!透かして見るとまた違って見えるので、迷っちゃいます。
「壁掛け鏡」作り
作品に使うガラス片と同じ幅の「ピージュ」(ガラスの定規)を使って、ガラスをカット。
ガラスの表裏の表情や色を見ながら、どのガラスをどう配置するかデザインを考えます。
ガラスと鏡を銅テープで縁取りし、中央に鏡を置き、ガラス片を接合させるためにハンダ付け。
完成!
「ミニランプ」作り
ガラスに型紙を貼り、ガラスカッターで切り込みを入れてからガラス用のペンチでカット。
ミニランプにはガラスを6枚使用。ルーターで切り口を滑らかにし、銅テープでガラスを縁取りします。
ハンダ付けをしてガラスを6面体に組み立て、水平にしてハンダの表面を滑らかに仕上げます。
ハンダ付けした部分に薬品を塗って黒色に染め、最後に電球のソケットを取り付けたら完成!
完成!
色とりどりのガラスに
私だけの感性を閉じ込めて
古桜さんは「暖かみ」、尾花さんは「さわやかさ」をテーマに制作。それぞれミニランプは足元を照らす玄関に、壁掛け鏡は光が透ける窓に飾るそうです。
“時”を超えた美の世界
時屋ステンドグラス
榎本さんの作品をはじめ、色ガラスなどの材料や道具がずらりと並ぶ工房兼ギャラリー。榎本さんはステンドグラスの絵付けも得意とし、残しておきたい愛猫や愛犬の絵をガラスに描くなど、細かなオーダーにも対応してくれる。
- 住所
- 豊島区目白3-14-16
- 電話番号
- 03-6875-6223
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 休み
- 不定休
- 料金
- 1日体験教室3,800円~、ステンドグラス教室3,000円(2時間半、別途材料費) ※要予約
- アクセス
- 鬼子母神前停留場より徒歩約13分
モデル/尾花みさと、古桜ミキ(共にABPinc.)
※価格はすべて税込み表記です。年末年始の休業については各施設にご確認ください。
※このページの情報は2019年07月01日時点の情報になります。営業時間等、最新情報は各店舗にご確認ください。