とでんMission
Toden Mission
#21
インテリアにもぴったり!
オリジナル提灯を作る
和モダンでおしゃれな空間を
演出してくれる提灯。
名前を入れたり、
好きな絵柄を描いて
自由に仕上げました。
尾花さんと古桜さんが今回訪れたのは、雑司が谷にある「はや川提灯店」。鬼子母神堂の本堂に飾る提灯も手がける三代目の店主、早川福男さんのもとで、オリジナル提灯作りに挑戦しました。今日のために絵柄の構想を練っていた二人。尾花さんは自分の名前と梅とウグイスの和柄、古桜さんは「さくらたび」の文字と都電のイラスト入り。
最初に紙に下描きをして、次に木炭や鉛筆で提灯に直に下描きし、最後にアクリル絵の具で色付けをします。凹凸のある提灯に文字や絵を描くのはなかなか難しく、尾花さんは几帳面に骨を数えて文字を配置。直感で文字を描き始めた古桜さんはイラストのスペースが小さくなり、焦ったりしながらもマイペースに。「お互いに性格が出るね」と古桜さん。時間がたつのも忘れ、提灯作りを楽しみました。
豊島区伝統工芸士に認定されている早川福男さん。体験は高さ約26㎝の取っ手付きのミニ提灯を使用。丸型か長型が選べます。
START
下描きのコツを教わる古桜さん。なるべく薄く描けば、消しゴムやメラミンスポンジで消して描き直すこともできる。
絵の具は単色でも混ぜてもいいと聞き、何色か混ぜて都電のレトロな車両の色を再現。顔を描き入れてかわいく。
START
紙に下書きした後、提灯の骨の数を数える尾花さん。江戸文字風にデザインした「みさと」の配置がバッチリ。
色付け作業に集中。裏にも柄をいっぱい描いたので、塗っても塗ってもなかなか終わらず。出来上がりは、「配色がキレイ」と早川さんに褒められました。
「表面がぼこぼこしているから描きにくかった」と尾花さん。古桜さんも「下描きが一番大変だった」。苦労のかいがあって素敵な仕上がりに。尾花さんは部屋に飾り、古桜さんは実家のお父さんに贈るそうです。
創業114年の老舗工房
はや川提灯店
狩野派の絵師だった初代が1906年に板橋区で創業、2002年に雑司が谷に移転。伝統の江戸文字を継承する早川福男さんは、モダンな絵文字などオリジナルデザインにも力を入れており、アート作品のような提灯が並んだ工房の見学も可能。
- 住所
- 豊島区雑司が谷2-25-2
- 電話番号
- 03-3980-1351
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 休み
- 土・日曜、祝日、不定休あり
- 料金
- 提灯制作体験1人3,300円(要事前予約)
- アクセス
- 鬼子母神前停留場より徒歩約3分
モデル/尾花みさと、古桜ミキ(共にABPinc.)
※価格はすべて税込み表記です。年末年始の休業については各施設にご確認ください。
※このページの情報は2020年11月01日時点の情報になります。営業時間等、最新情報は各店舗にご確認ください。